年次大会及びワークショップ@オンライン 2022/3/12-13 御礼と報告 - 日本動機づけ面接学会(旧日本動機づけ面接協会)日本動機づけ面接学会

2022.03.17

年次大会及びワークショップ@オンライン 2022/3/12-13 御礼と報告

2022/3/12-13に、2年連続となるオンライン大会及びワークショップを開催いたしました。
ご参加いただいた方、有難うございました。

ワークショップはアンケートをとりましたので、結果を報告いたします。
5段階(大変満足、やや満足、どちらともいえない、やや不満、大変不満)の集計結果では、「大変満足」と「やや満足」の合計比率が96%以上という評価を得ました。

参加者からのコメントを一部ご紹介:

・共感について、具体的に説明していただいき理解が深まりました。「推測」間違いを恐れず、大胆な推測にトライしてみようと思いました。大胆な推測するには、必然とクライアントへの興味関心が必要となえい、トライしてみることでセラピストの共感力が鍛えられてくると感じました。好奇心、持って関わっているつもりでも、セラピスト側の先入観や固定概念が邪魔していた自分がいるかもと改めて考えさせられました。また、「誠実さ」と言われると抽象的なイメージでしたが、成果や関係性など視覚化が難しい精神領域で対人援助職として問われているところだな考えさせられました。状況や関係性によって対応は異なるものなので、セラピストよがりにならないように、一度俯瞰して、多角的にバランスを見ること心掛けていきたいと思います。

・Authenticity (真正性)を常に意識して面接を続けることはとても難しいことだと思いました。これには長い経験が必要なのかと思いきや、それは違うともあり少し混乱しました。最後の6つの意図的な練習法(Six Methods of Deliberate Practice)を続けることが、その答えだと自分なりに結論付けました。ともかく練習あるのみです。

・講座、ワークを通して、自身の未熟度が分かりました。経験値がすべてではないことも衝撃でした。量も必要ですが、カウンセリングの質、特に治療者側の人間力が大きく影響していることは、何となく頭の片隅ではぼんやり分かっていましたが、明示されると改めて、どう自分と向き合うことが重要か、再認識させられました。戸惑いの中、言うか、言わないか、何をするか、しないかなど、推測して複雑な聞き返しをするにせよ、CLがその後、内容を訂正するにせよ、補足するにせよ、話したくなるような聞き返しの重要性は確かに大切なことだろうと思います。他の先生方々の意見など、とても参考になりました。